新型スペーシアギアの塗装方法・費用はいくら？自分でdiyすると安上がり？

突然ですが、皆さんは車の色を自分好みにしようと思ったことはありますか?『形は気に入っていても色がピンと来ない』『もっと個性を出したい』そんな思いを抱く方もきっといらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、数ある自動車の中でも新型スペーシアギアに着目して、塗装方法や費用について細かくご紹介していきたいと思います。

 

塗装の種類

実は塗装には種類があり、大きく分けると3つに分類することが出来ます。

リソッド

リソッドとは、『赤』『青』『白』『黒』などの単色の事を指します。メタリックやパール(後述)と比べてみると、塗装の手順が分かりやすい為、比較的塗装が簡単だと言われています。

メタリック

メタリックとは、アルミなどの細かな金属片の入った色の事を指します。前述したリソッドカラーの中にこの金属片を混ぜて塗装する方法がメタリック塗装です。

光などの反射でキラキラと光り、角度によっては違った色にも見えるので素敵ですね。メタリック塗装をした後は、金属片が空気に触れて酸化するのを防ぐために、クリアー塗装という仕上の塗装を施す必要があります。。

パール

パールとは、マイカという鉱物の細かい粒が入った色の事を指します。大きさや色味は様々ですが、メタリックと同様に、リソッドカラーの中にこのマイカを混ぜて塗装します。これがパール塗装です。

細かな粒子が幾重にも積み重なっており、光の反射や屈折により真珠のような美しい色を放つのが特徴です。

マイカは鉱物の為、塗装部分の表面がぶつぶつになってしまうので、メタリック塗装と同じようにクリアー塗装を施す必要があります。

 

塗装によって色の強度が変わる

色の強度とは、つまり色褪せの事です。当然のことながら車は外を走るためにある乗り物です。雨風だけではなく、時には炎天下の中を走り抜けていきます。

しかし、せっかくの愛車が色褪せてきてしまったら。経年劣化ならまだしも、せっかく綺麗に塗装したのにそんな事態になったらたまったもんじゃないですよね。

だからこそ知っていただきたいのです。

前述した3種を強度順に並ていくと

1. パール
2. メタリック
3. リソッド

となります。リソッドが最も傷みやすく、次にメタリック、そして傷みにくいのがパールです。

 

ＤＩＹの前に用意するもの

何事にも準備が必要です。とはいえ、初めて塗装に挑戦しようという人は何を準備すべきか分からないですよね。ですので、主に必要なものを以下にまとめてみました。

• 車用の塗料
• 刷毛（大小1本ずつ）
• ローラー
• 手袋
• マスキングテープ
• シンナー
• プライマー

引用：タカラ塗料公式ＨＰ

タカラ塗料さんで販売している道具セットです。何人で塗装をするかによって値段は変わってきますが、1人用で6,800円です。因みにこのセットには塗料・プライマーは含まれていないので、別に買う必要があります。

軽自動車を全塗装するには2.7ｋｇ～3.7ｋｇの塗料を使用するので、必要に応じた量を買いましょう。

気になるお値段ですが塗料はラッカー(シンナー付き)で1ｋｇ5,080円～、プライマーは3.7Ｌで8,800円という価格でした。

上記の他に、後の作業時に使用するので、紙やすりと新聞紙も用意しておいてくださいね。

 

レッツＤＩＹ

いよいよ塗装ですね。愛車が生まれ変わる瞬間を自分自身で作り出し、いちばん最初に見ることが出来るのですから、何だかワクワクしてきますね。

それでは道具もそろったことですし、さっそくはじめていきましょう。

マスキング

引用：タカラ塗料公式ＨＰ

先ほど紹介しました刷毛・ローラーセットの中にマスキングテープが入っているので、それと新聞紙を使って、窓やライト、ナンバープレートなど塗りたくない部分を覆います。これがマスキングです。

やすりがけ

引用：タカラ塗料公式ＨＰ

そのまま塗装を始めても、元々施されている塗装でつるつるになっているので、上手く色が乗りません。その為＃600(細かさの品番の事)の耐水ペーパーを使用し、水を付けながらボディが少し白くなるまで擦ります。

大事な車に傷をつけていくのはちょっと複雑な気持ちになりますがそこは我慢です。よりかっこよく進化するための試練だと思って乗り切りましょう。

下塗り

先ほど紹介しました刷毛・ローラーセットの中にはいっている刷毛で、プライマーを塗っていきましょう。このプライマーを塗ることで、塗装の色がはがれにくくなります。

塗装

いよいよ塗装に入ります。使用するのは、ローラー、刷毛です。主にローラーを使用し、細かいところは刷毛で塗ると良いですね。塗って乾かすという作業を大体3回繰り返すと綺麗な仕上がりになります。

1回目は薄めに塗って乾かし、2回目以降は1回目より思いっきり塗って乾かしましょう。

 

完全に乾いたら新聞紙とマスキングテープを外して完成です。

 

総費用比較

上記では、自分自身でDIYする時の方法を書いてきましたが、車の塗装は業者にも頼むことが出来ますね。

業者に全塗装を頼む場合の相場は10万円ほどとなっています。どのような塗装にするかでも値段は変わってくるようですが、メタリック塗装は×1.2、パール塗装は×1.3となっています。

他にも車に傷やへこみがあり修理をしなければならない場合、塗装するにあたって交換が必要な部品がある場合など、様々な作業が重なってしまうと、費用がかさみ、30万円、50万円など高額になってしまうこともあるので注意が必要です。

一方で自分でDIYする場合の費用はおよそ5万円ほどです。業者に依頼するよりも安く上がりますし、自分の車を自分でDIYすることでより愛着がわきますね。

 

まとめ

• 塗装方法によって色もちが変わってくる
• 道具を揃えるならセットがおすすめ
• 全塗装はDIYが安上がり

少しでもお役に立てると幸いです。お読みいただきありがとうございました。

関連記事はこちら

新型ジムニーの内装をおしゃれにdiy！初心者でも簡単にできるカスタム方法を紹介