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車の燃費って気になりますよね!?燃費は維持費に関わる費用で、燃費が悪いとその分お金がかかるので、車を買うとすれば燃費の良い車に乗りたいと思うのではないでしょうか。
良くカタログに書いてある燃費と実際乗ってみた時の燃費を比べると、燃費が悪かったなんていうこともあるのではないでしょうか。
スズキの軽ミニバンの「ワゴンR」は、ミニバンが出始めてから一線を走ってきた車ですが、その新型「ワゴンR」の燃費をカタログ燃費と実燃費がどれくらい違うのかを徹底調査をしていきます。
新型ワゴンRのラインアップ
引用：スズキHP
エンジン車とハイブリット車がラインアップ
新型ワゴンRは、大きく分けて2つで、エンジン車の「FAグレード」とエンジンと電気モータで動く「HYBRID車」のラインアップとなっています。(下の表参照)
では、それぞれのラインアップについて少しご紹介します。
FAグレード
引用：スズキHP
「ワゴンR」FAグレードは、一番オーソドックスなタイプとなっていて、ガソリンエンジン車となっています。また、マニュアル車（5速MT)とオートマティック車（CVT）がラインアップされています。
マニュアル車は昔ながらの変速方式で、クラッチペダルとシフトレバーがありそれらを操作してギア（歯車）をコントロールします。自転車などで変速機がついているものもあるかと思いますが、自転車の変速機の車バージョンだと思ってください。
CVTとは、無段変速機と呼ばれていて自動で変速する方式(オートマティック)には変わりないのですが、ギア（歯車）がないため変速する際、ギアが変わるときに「ガクッ」という振動が起こらないのが特徴です。
もう少しわかりやすくいうと、変速機付き自転車に例えて、ペダルのあたりにギアがあると思いますが、手元のレバーを動かすとそのギアが変わって「ガシャ」っと音と振動が出ますよね!?自動車のCVTはそのギアがなくても、変速できるようになっています。ギアがないので、変速する時にギア同士が噛み合わう時の音と振動が出ない優しい機構です。
HYBRID
「ワゴンR」のHYBRIDには「FX」と「FZ」がラインアップされています。この2つのグレードについて少しご紹介します。
HYBRID FX
引用：スズキHP
「HYBRID FX」には「マイルドハイブリッドシステム」、「アイドリングストップシステム」と呼ばれる燃費を向上させるためのシステムが搭載されています。このシステムについては後で詳しく説明します。
HYBRID FZ
引用：スズキHP
「HYBRID FZ」は、上の「HYBRID FX」の上位バージョンで、上の図のようにスポーティーなイメージに仕上げたグレードです。上の図で赤〇がついている箇所が主に見た目の違うところです。
<FXとの主な外観の違い>
- ヘッドライドが２分割された
- フロント・リアバンパー・サイドスポイラー
- ルーフエンドスポイラー
- 14インチのアルミホイール
新型ワゴンRの燃費はどれくらい!?
それでは、新型ワゴンRの実際の燃費はどれくらいなのか検証していきたいと思います。
検証する対象は、2017年２月以降に発売された新型ワゴンRを対象としています。
新型ワゴンＲ/ワゴンR HYBRIDの燃費の評価
まずは、実際に乗っておられる方の「ワゴンR」と「ワゴンR HYBRID」の燃費の評価について下に載せます。
引用：e燃費（ワゴンR）
ワゴンＲとワゴンR HYBIDの燃費の評価は、
ワゴンR ：3pt / 5pt
ワゴンR HYBRID : 4.7pt / 5pt
実際に乗っておられる方の評価としては、「ワゴンR HYBRID」の方が評価が高くなっています。さすが、HYBRIDということなんだと思います。
新型ワゴンＲ/ワゴンR HYBRIDの燃費
新型ワゴンＲとワゴンR HYBRIDの燃費はどれくらいなのかまとめていきます。
下のグラフは、実際のワゴンRとワゴンR HYBRIDの燃費をまとめたグラフです。
引用先（e燃費）からデータをとってきたもので、実際に乗っておられる方々の実際の走行時の燃費を平均化した値です。（FAモデルの4WD/CVTの実燃費データは記載無しです）
引用：e燃費（ワゴンR）
上の表から「ワゴンR HYBRID」モデルの方が、「ワゴンR（FAモデル）」よりもカタログ燃費値と実燃費は高い傾向があります。
| カタログ燃費値[km/L] | 実燃費[km/L] | |
| ワゴンＲ（FAモデル） | 23.4～26.8 | 16.3～21.1 |
| ワゴンＲ HYBRID | 30.4～33.4 | 20.5～21.6 |
また、「ワゴンR」と「ワゴンR HYBRID」の実燃費値は、カタログ値の約60%となっていて、実際に公道を走っているとカタログ値のような燃費を出すのは難しいといえます。
新型ワゴンRの燃費は高い方!?低い方!?
ワゴンＲの購入を検討されている方は、そもそもワゴンＲの燃費が高い方なのか、低い方なのか気になるのではないでしょうか!?そこで、新型ワゴンRは他の軽自動車に比べて高い方なのか、低い方なのかについて比較していきたいと思います。
燃費の比較には、ワゴンRと他のメーカーの同じクラスの車種と比較します。
- ワゴンＲ/スズキ
- ムーブ/ダイハツ
- N-BOX/ホンダ
燃費比較の結果を下のグラフに載せます。また、下のグラフのデータは2WD/CVTのデータに絞って載せています。
引用：e燃費（ワゴンR） e燃費（ムーブ） e燃費（N-BOX）
結果としては、「ワゴンR HYBRID」と「ダイハツ ムーブ」が実燃費21.6km/L前後とこの中ではトップクラスといえます。またカタログ値は、「ワゴンＲ HYBRID」が33.4km/Lと一番良い値です。「ワゴンＲ FAグレード」は他と比べて実燃費が少し落ちるようです。
新型ワゴンRに搭載している燃費に優しいシステム
引用：スズキHP
「ワゴンＲ HYBRID」に搭載されている燃費に優しいシステムについて、ご紹介します。
マイルドハイブリッドシステム/アイドリングストップ
マイルドハイブリッドシステムって難しい言葉だと思われるかもしれませんが、一般的に言われるエンジンと電気モーターとを組み合わせたハイブリッドシステムだと思ってもらえればと思います。プリウスなどの普通乗用車は車体サイズが大きいと電気モーターやバッテリーサイズが大きくても搭載できますが、軽自動車のような小型自動車ではスペースをとります。
マイルドハイブリッドは、小型のモーターと小さい容量のバッテリーで済むように設計されており、また減速した時にエネルギーを回収して、発進の時にそのエネルギーを使うシステムです。
小型モーターと小さいバッテリーで済むので、車の重量が増えず、室内空間を広げられて、なおかつ重量が小さくできる分、燃費がよくなります。
アイドリングストップは聞きなれた言葉かもしれませんが、停車中には勝手にエンジンをOFFにしてガソリンを使わずに、電気モーターのみを動かして燃費をおさえるシステムのことをいいます。
減速の時はエネルギーを回収して電気に変えて充電します。そして速度が落ちてきたら、その充電した電気で電気モーターのみを動かして走行します。その時はエンジンを使わないのでガソリンを消費しません。 |
停車中はアイドリングストップでエンジンを自動に停止します。発進の時、ブレーキから足を離すと電気モータのみで走りだすため、このときもガソリンを消費しません。 |
アクセルを踏むとエンジンが始動し、さらに加速するとエンジンに加えて電気モーターも加速を手伝います。そのため加速の時もエンジンだけよりも電気モーターが動く分、ガソリンの消費を抑えることができます。 |
燃費が良くなる運転の仕方
ガソリンを入れる時にガソリンの値段もそうですが、いつも自然と燃費を計算したりしてませんか?何キロ走ってて、何リッター入ったから、今回の燃費は何km/Lだったなど、管理人は計算してしまいます。それでいつもより燃費が悪いとちょっと落ち込んでしまします。
せっかく燃費の良い車買ったのに、なんだか燃費が悪いとならないようにも、燃費の良くなる運転の仕方を頭に入れといた方がいいですよね!?ここでは、燃費の良い運転の仕方についてまとめてみました。
アクセルを踏み過ぎない
これは皆さんもご存じだと思いますが、アクセルを踏むとエンジンに燃料が噴射されて、その爆発力で車は進みます。そのため、アクセルを過剰に踏む運転は、ガソリンを無駄に消費してしまいます。なので、車間距離をとってブレーキ→アクセル→ブレーキといった運転をしないように心がけましょう。
停車している時はなるべくエンジンOFF
コンビニとか駅に家族に迎えに行った時などに、停止している時はなるべくエンジンを切りましょう。最近はアイドリングストップという停車している時は勝手にエンジンを切ってくれる機能もありますが、それとあわせて上手く停車時にはガソリンを使わないようにしたいですね。
無駄に荷物を載せない
車の燃費は、車の重量も大きな要因となってきます。車メーカーは、燃費を上げるためにできるだけ重量を減らすように開発しています。なので、過度に荷物を載せて走っていると、それだけ燃費が下がるので、車の中は常に整理した状態にしていたいですね。
まとめ
- 「ワゴンＲ HYBRID」はこのクラスでは燃費トップクラス
- 燃費に良いハイブリッドシステムが搭載されている
- 燃費に良い運転の仕方をしましょうね
「ワゴンＲ」はHYBRIDタイプが燃費がトップクラスで、ご購入を検討されている方は、燃費の面でHYBRIDをおすすめします。
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